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ウガンダ
南スーダン難民支援事業

2016 年に始まった南スーダンにおける武力衝突以降、国外に逃れる難民が絶えず、今も80 万人を超える南スーダン人が難民としてウガンダで避難生活を送っています。セーブ・ザ・チルドレンは、特に脆弱な状況に置かれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった、子どもの発達の包括的な支援を行いました。

2017年活動報告

ウガンダにおける南スーダン難民支援事業

ウガンダでは、現在100万人を超える南スーダン難民が生活しています。このうち約75万人は、昨年7月以降に流入した難民で、そのうち61%が18歳未満の子どもです。南スーダン難民を受け入れているウガンダ北西部の難民居住区にて、特に脆弱な状況におかれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった子どもの発達の包括的な支援を実施しています。また、今後、クリニックにおける手指衛生向上のための支援も予定しています。

活動内容

1.「こどもひろば」の運営

「こどもひろば」は、避難生活という緊急下でも、子どもたちに安心・安全な場所を提供するための取り組みです。平日の午後と週末や学休期に終日開催し、歌やダンス、お絵かきなど、年齢層や子どもの発達段階に応じた活動を提供しています。


2.就学前教育プログラム

「就学前教育プログラム」は日本の幼稚園に相当するもので、平日の午前中に「こどもひろば」の施設を活用して実施されています。年少・年中・年長と、各年齢の発達段階に合ったレベルや方法で、読み会や算数の習得を図っています。参加人数が多いため現在の施設では手狭となり、新学期のはじまりに間に合うよう増設をしています。


3.地域のこどもの保護委員会

コミュニティーメンバーで構成される「地域の子どもの保護委員会」の定期会議の様子。特に懸念される地域の子どもの状況について話し合いどう取り組むかを考えます。


4.難民居住区における診療サービス

仮診療所での診察の様子。医療チームは、診療所、そして居住区内の巡回診療を通じ、難民居住区において診療サービスを提供しています。通常の外来に加え、妊婦検診、妊婦や乳幼児への予防接種等も行っています。今後、これらの活動において、アルコール手指消毒剤を導入し、医療従事者、そして患者の手指衛生の向上を図っていきます。


2017年活動レポート(1.5MB)

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