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胎動はいつから始まる?赤ちゃんの動きが活発になる時期や受診の目安

監修:古市 菜緒

プロフィール

助産師としてこれまで10,000件以上の出産に携わり、5,000人以上の方を対象に産前・産後セミナー等の講師を務める。助産師のレベルが世界的に高いAUSとNZで数年生活、帰国後バースコンサルタントを起ち上げる。現在は、高齢出産の対象であるOVER35の方にむけた「妊娠・出産・育児」をサポートする活動を行う。その他、関連する記事の執筆やサービス・商品の監修、企業のセミナー講師、産科病院のコンサルタントなどを務める。

妊娠すると徐々にお腹が大きくなって「胎動はまだかな?」とそわそわしたり、「いつわかるんだろう」と待ち遠しく思ったりする人も多いでしょう。
胎動とは、赤ちゃんがママのお腹の中で動くことです 。胎動を通して、「お母さんになるんだ」と実感がわき始める妊婦さんも多いのではないでしょうか。

さらに、胎動は「赤ちゃんの様子」をママに伝えてくれる、赤ちゃんからのメッセージでもあります。

今回はそんな「胎動」をテーマに、ママが感じ始める時期や、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法、注意が必要なサインから受診が必要な目安まで、詳しく解説していきます。

赤ちゃんの胎動を感じ始めるのはいつから?


赤ちゃんの胎動を感じ始めるのはいつから?

一般的には、ママが胎動を感じ始めるのは「妊娠18週~20週前後」だと言われます。
しかし、ママに胎動が伝わる時期と、赤ちゃんの胎動が始まるタイミングは同じではありません。詳しく解説します。


●ママが胎動を感じ始める時期は?


先述の通り、ママが胎動を感じ始める時期は、妊娠中期にあたる「妊娠18週~20週前後」が一般的だとされます。
ただ実際には、胎動を感じる時期は個人差が大きいものです。

胎動の感じ方は、①初産か経産か、②ママの皮下脂肪の厚さ、③羊水の量、④胎盤の位置
──など様々な要因によって大きく変わります。

日中忙しくしている人や、胎動を感じにくい人の場合でも、妊娠24週ころまでには、胎動を感じるようになるでしょう。  
なかなか胎動を感じられないと、「大丈夫かな?赤ちゃんは本当に無事?」などと不安になるママもいるかもしれません。
しかし、健診で赤ちゃんが元気なことを確認できているなら、過度に心配する必要はありません。

特に初産婦さんは経産婦さんにくらべて、胎動に気づきにくい傾向にあります。最初は胎動と腸の動きの違いがわからず、見過ごしてしまう人も多いようです。
胎動は感じ方も、感じ始める時期も、人それぞれ。リラックスして赤ちゃんのペースを見守ってあげてくださいね。

●赤ちゃんの胎動が始まる時期は?

実は、赤ちゃんはママが胎動を感じるもっと前から動いています。
「妊娠8週ころ」から、妊婦健診の際のエコー検査では、手足をバタバタと動かす様子が確認できるようになります。

こうした変化は外から見えないため、ママは気づいていないことが多いでしょう。
しかし、ママが胎動を感じていなくても、お腹の赤ちゃんは妊娠初期から元気に動き始めているのです。

生まれる前からできる!ママと赤ちゃんの胎動コミュニケーション


生まれる前からできる!ママと赤ちゃんの胎動コミュニケーション

プレママさんも妊娠初期のママさんも、胎動を感じ始める時期のイメージができたでしょうか。

ここからは、胎動で赤ちゃんとコミュニケーションがとれる胎児教育(胎教)をご紹介します。
赤ちゃんが生まれる前からできる「胎教」にはいくつか種類があります。胎教の効果は「コミュニケーションの準備」や「妊娠中から親子の絆を深める」など様々です。
胎教は、胎動を感じ始める妊娠18週ころから始める人が多く、さらに妊娠20~22週ころになると、赤ちゃんの聴覚が発達してくるため、呼びかけや刺激に少しずつ反応することもみられます。
ここでは妊娠週数別におすすめの、胎動を通じたコミュニケーションをご紹介します。


●【妊娠18週ころ~】優しくお腹をなでる


妊娠18週ころは、妊娠初期のつわりなどの症状が落ち着き、ママも動きやすい時期です 。
この頃には、お腹をくるくると時計回りに優しくなでながら、赤ちゃんに積極的に声をかけるコミュニケーションを実践してみてください。声をかけながらお腹に触れることで、より赤ちゃんが反応しやすくなります。

行うときは、静かで落ち着ける環境で、リラックスしながらするとよいでしょう。また、お腹をなでながらマタニティクリームを塗ると、妊娠線予防にもなるのでおすすめです。

しかし、切迫流産や切迫早産、お腹が張りやすいママなどは、お腹を張らせてしまうおそれがあります。お腹を積極的になでるのは避け、お腹に手を当てながら赤ちゃんに声かけをしてみましょう。  


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●【妊娠20週ころ~】キックゲームをする

妊娠20週ころは、赤ちゃんの骨格や筋肉が発達し、体の動きが活発になる時期です。子宮内のなかで小さなお魚がポコポコと動くような感覚を覚えます。
この時期には、ママがお腹をポンッとたたくのに合わせて赤ちゃんが蹴り返す「キックゲーム」がおすすめです。やり方は以下の通りです。

Step1.キックゲームを始める前に、お腹の中の赤ちゃんに声をかける
Step2.赤ちゃんがお腹を蹴ってくれたらスタート
Step3.最初に赤ちゃんが蹴った場所を優しくたたく
Step4.同じ場所をもう一度蹴ってくれるまで待つ


まずはお腹の赤ちゃんに「キックゲーム始めるよ~」などと声をかけてあげましょう。赤ちゃんからの反応がないときは、焦らず待ってくださいね。
赤ちゃんが蹴ってくれたら、蹴った場所を「キック!」と言いながらやさしくポンッとたたきましょう。ポイントは、何度もたたかず1回だけたたくこと。何度もたたくと赤ちゃんがビックリするかもしれません。

「キックゲーム」は、赤ちゃんが蹴り返してくれたら成功です。慣れるまでは、Step1.~Step3.を繰り返してください。

●【妊娠26週ころ~】胎教を始める  

胎教とは、一般的にママがお腹の赤ちゃんに声をかけたり、赤ちゃんに聞かせるように絵本を読み上げたり、音楽を聴かせたりすることをさします。

胎教に適切な時期というのはありませんが、赤ちゃんの聴覚が発達し、音を聞き取れるようになる26週以降がおすすめです。
お腹の赤ちゃんに話しかけたり、ママがリラックスできる音楽をかけたりしてみましょう。声かけの内容は「おはよう」「今日はいい天気だよ」「ママは〇〇が好きなんだよ」などと何でも構いません。気軽に話しかけてみてください。絵本やママが好きな本を読み聞かせるのもよいでしょう。

音楽は、ママのリラックスが目的のため、懐メロでもJ-POPでもロックでも、ママが好きな曲を選びます。
迷うようでしたら、ゆったりした気持ちになれるクラシックやオルゴール曲などをかけてみましょう。

赤ちゃんの胎動に不安を感じたときは?


赤ちゃんの胎動に不安を感じたときは?

赤ちゃんの動きが活発になる妊娠20週を過ぎると、胎動を感じることが多くなるでしょう。
しかし、胎動が「ある日」と「ない日」があるのを不安に感じるというママもいるのではないでしょうか。胎動が不規則に感じられるのは、赤ちゃんの成長や位置、ママの体勢など様々な要因が関係しています。

赤ちゃんの健康状態を確認するためにも、適切な対処法を知っておくことは大切です。「病院に行くべき?」と判断に迷ったときの受診の目安も、あわせて解説します。


●胎動が少ないときの対処法


赤ちゃんの胎動に不安を感じたときは、以下の「胎動を感じやすい体勢」を試してみましょう。

・左側を向いて寝る
・ソファやベッドでリラックスする


左側を向いて横になると、血流がよくなって胎動を感じやすくなると言われます 。ママが忙しく動き回っていると胎動を感じにくいため、リラックスすることも重要です。
そもそも胎動は、胎児の成長や位置によって変化するものであり、常に一定ではありません。

特に、臨月が近づくと赤ちゃんの頭が骨盤の中に入って安定し、回転などの大きな運動は少なくなります。妊娠後期に「最近、胎動が減ってる?」と感じるママが多いのは、このためです。
また、赤ちゃんはお腹の中で20〜40分おきに寝たり起きたりを繰り返しています。

寝ているときは胎動を感じないことが多いので、「胎動がない」という時間帯があるのは自然なことです。すぐに心配する必要はないでしょう。

●胎動のカウント方法

胎動をカウントして赤ちゃんの健康状態を確認する方法を、胎動カウントと呼びます。一般的に胎動を感じ始める妊娠29週以降が開始時期の目安です。
特に妊娠32~34週ころになると、赤ちゃんが大きく成長し活動も活発になるため、胎動をカウントしやすくなるでしょう。
胎動が激しく、「痛みを感じる」くらい力強く動くといった体験談も耳にする時期です。

やり方はシンプルで、胎動を数え、赤ちゃんの様子を確認します。赤ちゃんが10回動くのに何分かかるか、お腹に手を当ててチェックしてみましょう(10カウント法)。ただし、赤ちゃんがピクピク動く「しゃっくり様運動」はカウントに入れません。

一般的には10回動くのに、10分~30分かかるのが目安ですが、赤ちゃんの元気度には個人差があります。あまり時間を気にしすぎず、気軽な気持ちでやってみてください。

●受診が必要な目安  

一方で、「1時間以上胎動を感じない」「いつもよりも胎動が弱い・少ない」と感じるときは、医師に相談するのがおすすめです。
このような場合、以下のような可能性も考えられます。

①胎盤・へその緒に何らかの問題がある
②へその緒が首に巻きついて低酸素状態になっている
③そのほかの異常が生じている


10回のカウントに2時間以上かかるときは、胎動減少の可能性があるかもしれません。

常に赤ちゃんと一緒にいるママの違和感も、重要な受診の目安になるはずです。胎動の感じ方に異変を感じたら、自己判断せず産婦人科医を受診し、赤ちゃんの健康状態を確認するのが安心でしょう。

胎動がいつからかを知って赤ちゃんとの絆を深めよう

今回は、赤ちゃんを迎えるママ・パパが安心して妊娠期間を過ごせるよう、胎動はいつから始まるのか、胎動コミュニケーションの方法、受診の目安などについて紹介しました。

お腹の赤ちゃんとふれあえる時間は限られています。ぜひリラックスしながら赤ちゃんとふれあい、愛情を伝えてあげましょう。
また、「胎動があるか」を意識して過ごすことは、お腹の赤ちゃんに愛情を注ぐだけでなく、健康状態をチェックするうえでも大切なことです。

産まれる日を楽しみにしながら、お腹の赤ちゃんとの絆を深めてくださいね。


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